「性別」「年齢」「地域」ごとの流行がわかる
次世代ブログ分析サービスを公開
http://blogeye.jp/
東京大学大学院 情報理工学系研究科 修士課程 大倉務は12月13日、書き手の属性にも踏み込んだ次世代ブログ分析サービス”blogeye”(呼称:ブログアイ)を公開いたしました。同サービスは、2007年度の独立行政法人 情報処理推進機構(以下IPA)主催 未踏ソフトウェア創造事業の一環として開発されたもので、研究開発の成果をいち早く一般の方々に利用していただくことを目的としています。
現在、既に数多くのブログ分析サービスがあり、流行語ランキングやブログでのキーワード使用頻度情報などを提供しています。blogeyeでは既存のサービスに加え、各ブログの書き手の性別・年齢層・居住地を推定することで、性別・年齢・地域ごとの流行語ランキングや、キーワードの使用者像の分析を行うことができます。これにより、より細かな流行・動向の分析が可能となり、企業のマーケティング担当者が戦略を立案する際などに、有効活用することができます。
blogeyeのトップページでは、性別・年齢・地域ごとの流行語ランキングを提供します。これらは5分毎に更新されており、ブログでの話題をいち早く検出して提供します。また、ユーザーが入力したキーワードについて、そのキーワードを使用しているブログ記事を一覧表示すると共に、日付・性別・年齢・地域ごとの使用頻度を分析して表示します。この分析結果にも新着のブログ記事を反映させており、動向をリアルタイムで知ることができます。
書き手の属性推定には、独自に開発したブログテキストからの著者属性推定技術を用いています。この技術では、多数のブログを統計的に分析して得た辞書を用いることで、ブログテキストに含まれる僅かな特徴も捉え、著者属性を推定できます。この技術により、多くのブログについてその著者像を推測することが可能となり、今回のようなサービスを実現可能となりました。
また、地域・年齢ごとの流行分析には、少ないデータからも確実に流行を検出できる独自開発の流行分析アルゴリズムを使用しています。このアルゴリズムを用いることで、10代の書き手に制限した場合など、データ量が少ない場合でも流行を検出することができるようになり、属性ごとの流行語ランキングを得られるようになりました。
blogeyeでは、同サービスの公開に伴って得られるフィードバックを活かしてブログの属性分析を中心とした研究成果を公開していくことで、継続的に役立つ情報を提供して参ります。
■サービス概要
1)サービス名称:blogeye
2)サービス内容:
-ブログから抽出された、性別・年齢・地域ごとの流行語ランキングの表示
-ユーザーが入力したキーワードが使用された、日付・性別・年齢・地域ごとの頻度分布の表示
3)利用料金: 無料
4)著作権表記: (C) 2007 Tsutomu Ohkura
5)サービス開始日: 2007年12月13日
6)URL : http://blogeye.jp/
7)動作環境: Internet Explorer, Firefox, SafariなどのWebブラウザ
■独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
情報処理振興事業協会を承継し、2004年1月5日に発足した独立行政法人です。
IT社会の発展のため、 国内IT系企業の競争力を高めることを目的に、「ソフトウェアの開発」「情報処理システムの信頼性・安全性に係る基盤整備」「IT人材育成」を3本柱として事業を推進しています。中小企業・ベンチャー企業を対象に、ソフトウェア開発から事業化に至るまで一貫した支援も実施しています。
■未踏ソフトウェア創造事業
未踏ソフトウェア創造事業とは、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が次世代のIT市場創出を担う独創性と、優れた能力を持つ研究者(スーパークリエイター)を積極的に発掘するとともに、開発に専念できる環境を整備し、新市場を切り拓くソフトウェアの開発支援を行うものです。