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マルチコア対応の産業用クラスタミドルウェアを発売

イマジオム、マルチコア対応の産業用クラスタミドルウェアを発売

マルチコアの高い性能を引き出す並列アプリケーションを短期間で開発し、
低コストで保守・配布する環境を提供。
〜産業分野で並列処理を活用するのに最適なソリューション〜

株式会社イマジオム(本社:茨城県日立市、代表取締役:高木 太郎)は、
同社製品であるクラスタミドルウェア(商品名:HarmonyCalc、読み:
ハーモニーカルク)を大きく改良し、4月5日に新バージョン(バージョン3.00)
として発売いたします。

複数のコンピュータを接続して高速な並列処理を行うシステムは「クラスタ
コンピュータ」と呼ばれ、これまで主に科学研究分野で使われてきました。
クラスタコンピュータで動作するアプリケーションを作成するには、並列
処理を実現するための基本的な機能を集めた「クラスタミドルウェア」が
必要になります。科学研究分野向けのクラスタミドルウェアは、フリーウェア
として流通していますが、処理性能が過度に重視されているため、納期や
コストの制約が多い産業界からは使いにくさが指摘されています。
これに対してHarmonyCalcは、産業分野をターゲットとしてアプリケーションの
開発・保守・配布しやすさを重視した仕様となっており、産業界から支持を
集めています。

今回のバージョンアップにより、大きな二つのメリットが得られました。
一つは、普及しつつあるマルチコアやマルチCPUの高い処理性能が引き出せる
ようになったことです。もう一つは、小型のパソコンから大規模なクラスタ
コンピュータまで、動作環境に依存せずに動作するアプリケーションが作れる
ようになったことです。どのような動作環境でも、ハードウェア性能を無駄
なく引き出すことができるHarmonyCalcバージョン3.00は、産業分野で並列
処理を活用するために最適なソリューションになるものと期待されます。


■HarmonyCalcの特徴

HarmonyCalcは、産業分野での使用を想定したクラスタミドルウェアです。
科学研究分野向けのクラスタミドルウェアは処理性能を重視していますが、
HarmonyCalcはオフィスソフトウェアのようなパッケージ製品への適用を考え、
次のような点を重視しています。

1.広く普及しているWindowsの上で動作すること(多くのエンドユーザに
パッケージ配布するため)。
2.少ない修正でアプリケーションの並列化ができること(開発・保守
コストを削減するため)。
3.使用する開発言語を問わないこと(広い範囲のアプリケーションに対応
するため)。
4.開発者に高度なシステム知識を要求しないこと(プログラマを確保
しやすくするため)。
5.パソコン1台でも並列プログラミングができること(チーム開発や開発
委託を可能にするため)。
6.エンドユーザに並列処理の知識を要求しないこと(配布コストを削減
するため)。

株式会社イマジオムは、2005年6月29日にHarmonyCalcバージョン1.00を
リリースし、その後は業界の情勢に合わせてバージョンアップを行って
まいりました。

バージョン3.00の開発キットの希望小売り価格は200万円です。これには
技術的なサポートが付きます。


■今回のバージョンアップの技術的な内容

バージョン2.00までのHarmonyCalcは、並列化に伴う処理の振り分けを
コンピュータ単位でしか行っていませんでした。そのためコンピュータが2台
以上なければ動作せず、また複数のCPUやコアを搭載しているコンピュータの
性能も引き出せませんでした。

これに対して新バージョンでは、処理の振り分けをより細かい単位で行います。
その結果、次のメリットが得られました。

1.1台のパソコンでも動作するようになりました。これにより、単独の
パソコン、クラスタコンピュータのいずれでも、同じように動作する
アプリケーションが作れるようになりました。
2.個々のコンピュータが搭載している複数のCPUやコアの能力を、無駄
なく引き出せるようになりました。

並列処理では、ハードウェアを増設して処理能力を高めることができる
「スケーラビリティ」が重視されることがあります。これらのメリットは、
HarmonyCalcに完全なスケーラビリティを与えたことになります。


■用語

ミドルウェア:他のアプリケーションに組み込まれて使われるソフトウェアの
こと。
マルチコア:CPUが複数(通常は2〜8個)の計算回路(コア)を持っていること。


■イマジオムについて

設立:2004年4月
資本金:1,000万円
本社:茨城県日立市
代表者:代表取締役高木 太郎

人の携わる生産活動や創造活動を技術的に支援する方法を積極的に提案し、
そのための製品開発を行っています。産業用画像処理、工作機械制御、大規模
データ処理、人的知識管理など、高度なアルゴリズムに基づくシステム開発を
得意とし、その要素技術である並列計算にも取り組んでいます。

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